ガリンコ号ならではの砕氷システム
ガリンコ号は、「ねじを回すと前に進む」アルキメデスのねじの原理を応用した、螺旋型のスクリューを船体前部に搭載しています。
スクリューを回転させて氷に食い込ませ、その際に生じる反力を利用して流氷を砕きながら前進します。このような推進方式を採用した遊覧船は世界的にも珍しく、ガリンコ号を象徴する大きな特徴となっています。
巨大な螺旋スクリュー
3代目のガリンコ号には、船首部分に長さ約6mの巨大な螺旋型スクリューが備えられています。一般的な船とは大きく異なる独特の船体構造も、乗船時にぜひ注目したいポイントです。
流氷を砕きながら進む迫力
一面に広がる流氷原の中を船が進むと、船体の下や周囲から氷を砕く音や振動が伝わってきます。海面に近い場所で流氷を間近に観察できるため、単に眺めるだけではなく、流氷の厚みや硬さ、砕氷船の力強さを体感できるクルーズです。
天候や流氷の状況によって景色が変わるため、その日ならではのオホーツク海の表情を楽しめることも魅力です。
運航しているガリンコ号
ガリンコ号Ⅲ IMERU
現在運航されているガリンコ号Ⅲ IMERUは、全長45m、約366tの大型船です。旅客定員は235人で、最大速力は約30km/hです。
3階建ての船内には冷暖房を備えた客室や展望デッキがあり、船内で快適に過ごしながら流氷を観察できます。
ガリンコ号Ⅱ
ガリンコ号Ⅱは、全長35m、約150tの2階建ての砕氷船で、旅客定員は195人です。
海面に近い位置から流氷を見ることができ、氷を砕きながら進む際の音や振動をより身近に感じられるのが魅力です。
夏はフィッシングクルーズも楽しめる
ガリンコ号は冬の流氷観光だけでなく、夏にはフィッシングクルーズも運航されています。
冬とは異なる穏やかなオホーツク海の景色を眺めながら、海釣りを楽しめるため、季節によって違った船旅を体験できます。
初代ガリンコ号を陸上展示
初代ガリンコ号は、紋別海洋公園のガリヤゾーンに陸揚げされ、展示されています。
実際の船体を間近で見ることができ、特徴的な巨大な螺旋スクリューも観察できます。流氷クルーズに乗船する前後に訪れれば、ガリンコ号の独特な構造をより深く知ることができます。
冬のオホーツクを代表する体験
ガリンコ号の魅力は、広大な流氷原を眺めるだけではありません。巨大な螺旋スクリューが氷を砕き、船体が流氷の海を力強く進んでいく様子を、音や振動とともに体感できます。
オホーツク海の流氷という自然現象と、独特の砕氷船技術を同時に楽しめるガリンコ号は、紋別を訪れた際にぜひ体験したい冬の観光アクティビティです。