一面に広がる流氷を砕いて進む
ガリンコ号は「ネジを廻すと前に進む」というアルキメデスのねじの原理を利用した螺旋型のドリルを船体前部に装備し、螺旋スクリューを回転させ、氷板に食い込むことによって得られる反力により、砕氷して進む。
この推進方式は世界的にも希少な遊覧船。
ガリンコ号の3代目には長さ約6メートルのスクリューを船首部に備えている。
ガリンコ号を陸上展示
初代ガリンコ号は紋別海洋公園ガリヤゾーン内に陸揚げ展示されていて、巨大な螺旋スクリューを目の当たりにすることができる。
運航しているガリンコ号
ガリンコ号Ⅲ IMERUの大きさは全長45メートル、約366トンで、旅客定員は235人、最大速力は時速約30キロ。
ガリンコ号Ⅱの大きさは全長35メートル、約150トンで、旅客定員は195人。
海面に近いところで流氷が見られ、氷を割る音と振動が体に伝わってくる感動を味わうことができる。