不思議な水の青さと立ち枯れた木々が幻想的な景観から、その存在がカメラマン等を中心に知れ渡り、「白金の青い池」、「美瑛白金青い池」などとも呼ばれる観光の人気スポット。
この付近の湧水と美瑛川本流の異なる水の成分が混ざり合うことで、太陽光を反射して、美しい青色に見えると言われている。
そのため青い池の堰堤の反対側を流れる美瑛川の色も青い池に近い青色。
水の成分と太陽光により色が変わるため、季節や天候により色が変化し、雪融け水が多く流れ込む春は少しエメラルドグリーンに近いブルーに、初夏はライトブルーに。
大雨の後は成分が薄まり濁ったり青く見えないことも。
1988年に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まった、偶発的にできた人造池。
1989年にコンクリートブロックによる堰堤が造られ、美瑛川左岸側のブロック堰堤に水が溜まるようになり、周囲に自生していたカラマツ、白樺等の樹木は、水没し立ち枯れた。
その結果、立ち枯れたカラマツと青い池の風景が偶然に誕生した。
新緑と池のブルー対比や、秋の紅葉に彩られた水面、真冬は池が凍結し一面が真っ白になり、四季折々に異なる表情が楽しめる。
季節によりライトアップがおこなわれ、神秘的な光景が見られる。