なぜ水が青く見えるのか
青い池の水が美しい青色に見える理由には、周辺から湧き出す水と美瑛川本流の水に含まれる成分の違いが関係しているとされています。
異なる成分を含む水が混ざり合うことで、太陽光が水中で反射・散乱し、青く見えると考えられています。そのため、青い池の堰堤を挟んだ反対側を流れる美瑛川も、池に近い青色に見えることがあります。
季節や天候によって変化する池の色
青い池の色は一年を通して一定ではありません。水に含まれる成分や太陽光の状態などによって、季節や天候によって異なる表情を見せます。
春の青い池
雪解け水が多く流れ込む春には、青色がややエメラルドグリーンに近い色合いになることがあります。
初夏の青い池
初夏には明るく澄んだライトブルーの水面が見られることがあります。新緑の木々とのコントラストも美しい季節です。
雨の後の青い池
大雨の後などは水に含まれる成分が薄まり、水が濁ったり、青く見えにくくなったりすることがあります。訪れる日の天候によって景観が変化するのも、青い池の特徴の一つです。
偶然生まれた「青い池」
現在の青い池は、もともと自然にできた湖ではありません。1988年の十勝岳噴火に伴う火山泥流災害を防ぐため、美瑛川に複数の堰堤が建設されたことがきっかけとなり、その一つに水がたまって形成されました。
1989年にはコンクリートブロックによる堰堤が整備され、美瑛川左岸側の堰堤に水がたまるようになりました。周囲に自生していたカラマツや白樺などの樹木は水没して立ち枯れ、現在見られる青い水面と立ち枯れた木々の幻想的な風景が生まれました。
立ち枯れたカラマツがつくる幻想的な風景
青い池を象徴するのが、水面から伸びる立ち枯れた木々です。青く見える水と、白く枯れた幹や枝を持つカラマツなどが組み合わさることで、まるで絵画のような独特の景観が生まれています。
晴れた日には水面に周囲の木々や空が映り込み、天候や光の加減によっても印象が変わります。
四季折々に変化する美しい景色
青い池は、季節によって異なる魅力を楽しめる場所です。
春から夏にかけては新緑と青い水面のコントラストが美しく、秋には周囲の木々が紅葉に彩られ、水面にも季節の色が映り込みます。
冬には池が凍結して雪に覆われ、青い水面とはまったく異なる白銀の世界へと姿を変えます。訪れる時期によって異なる景観を楽しめることが、青い池の大きな魅力です。
幻想的な夜のライトアップ
季節によっては夜間にライトアップが行われます。昼間とは異なる光と影によって、立ち枯れた木々と池が幻想的に浮かび上がり、神秘的な雰囲気を楽しめます。
美瑛を代表する神秘の観光名所
青い池は、火山活動をきっかけに偶然生まれた水辺に、独特の水の色と立ち枯れた木々が重なって生まれた、美瑛ならではの景観です。
季節、天候、時間帯によって表情を変える青い池は、美瑛を訪れた際にぜひ立ち寄りたい人気スポットです。周辺の白金エリアには「白ひげの滝」などの観光名所もあり、自然散策とあわせて楽しめます。