磐梯山が噴火し、数百の湖沼が形成
1888年(明治21年)7月15日、磐梯山が噴火し、山体の北側に位置する小磐梯が山体崩壊を起こしました。この時、岩屑なだれが川をせき止め、数百の湖沼が形成されました。
大きな湖沼としては秋元湖、小野川湖、桧原湖があり、それらに挟まれるように位置する数十の湖沼群や地域が五色沼と呼ばれています。この湖沼群は、流入する火山性の水質や植物、藻などの影響で緑、赤、青など様々な色彩を見せることが特徴です。これが名称の由来となっています。
山体崩壊の後、荒れた地域を再生させるため、遠藤現夢が私財を投じて植林を始めました。これがきっかけで五色沼は観光地化され、現在では散策路が整備され、宿泊施設が集まるなど観光地として発展しています。