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鶴の湯温泉

(つるのゆ おんせん)

木の香りが漂う趣のある一軒宿

乳頭温泉郷で最も古く、かつては秋田藩主の湯治場として利用されていた鶴の湯温泉は、今でも茅葺きの長屋「本陣」が残る歴史ある温泉です。

乳頭山の麓に位置していて、周辺はブナの原生林に囲まれた日本の原風景が広がります。

旅館「鶴の湯温泉」と貸切露天風呂を備えた静かな雰囲気の別館「山の宿」があります。

白湯(美人の湯)、黒湯(子宝の湯)、中の湯(眼の湯)、滝の湯(打たせ湯)といった4つの異なる泉質の源泉があり、内湯や打たせ湯、露天風呂などで温泉を楽しむことができます。

鶴の湯温泉の代表的な施設として知られるのは、混浴の露天風呂です。白湯が足元から湧き出ているこの露天風呂は、鶴の湯のイメージを象徴しています。乳頭温泉郷の紹介や秘湯のイメージとしても頻繁に取り上げられています。

宿泊は湯治用の部屋や囲炉裏のある部屋など、さまざまなタイプがあります。

食事は山菜料理や芋鍋、岩魚の味噌焼きなどが囲炉裏を使って提供され、地酒や秘湯ビールと一緒に楽しむことができます。

また、水車による自家発電も行われています。

歴史

鶴の湯温泉は乳頭温泉郷でも最も古い温泉場とされています。江戸時代に発見されたと言われており、当初は「田沢の湯」と呼ばれていました。

寛永15年(1638年)には、二代目 秋田藩主の佐竹義隆も湯治に訪れたことがあり、現在の本陣の建物はその名残です。ただし、この本陣には警護の者が宿泊していたとされています。

この本陣は2010年に登録有形文化財に登録されました。茅葺き屋根は数十年ごとに葺き替えられる作業が行われています。

1708年(宝永5年)には、マタギ(地元の猟師)が狩りの際に、負傷した鶴が温泉で傷を癒している様子を目撃しました。このことから温泉名も「田沢の湯」から「鶴の湯」と名付けられたと言われています。

一軒宿が開かれたのはその後であり、農閑期には湯治場として営業されてきました。

1967年(昭和42年)には、乳頭温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定されました。1980年代に入ると、秘湯ブームとともに注目を浴びるようになりました。

泉質

鶴の湯温泉には、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯という4つの泉源が存在し、それぞれ以下の泉質を持っています。

Information

名称
鶴の湯温泉
(つるのゆ おんせん)
Tsurunoyu Onsen
リンク
公式サイト
住所
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
電話番号
0187-46-2139
営業時間

日帰り入浴 10:00~15:00

料金

日帰り入浴
大人 600円
小人 300円

駐車場
無料 50台
アクセス

JR田沢湖駅から自動車で35分(18.2キロ)

エリア
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