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マリユドゥの滝

西表島の代表的な滝であるマリユドゥの滝は、浦内川の中流に位置しており、幅20m、高さ16mの豪壮な2段の滝である。

滝の名前の「マリユドゥ」は、「円い淀み」という意味であり、滝壺の名前であったが、後に滝自体の名前として定着したとされる。

日本の滝百選にも選ばれており、周囲には自然休養林が広がっている。滝周辺には、木生シダが多く生えており、自然景観が素晴らしい。

浦内川には、滝の直下まで至る長大な汽水域があり、400種類以上の魚が生息している。

西表島にしか生息しない珍しい魚もいくつかいて、その中には、ウラウチフエダイ、シミズシマイサキ、ヨコシマイサキ、ニセシマイサキ、カワボラがいる。

また、長径130m、短径80mの楕円形の滝壺にはウナギ、テナガエビ、コイメジロなども生息している。

滝へのアクセスは、まずボートで軍艦岩に行き、そこから徒歩で30分、1.5kmほど歩くと到着する。

遊歩道の途中にはある展望台があり、滝の美しさを楽しむことができる。

滝を訪れる観光客は、滝周辺の自然や滝壺に生息する魚を見ることができ、大自然を満喫できる。

マリユドゥの滝の概要

マリユドゥの滝(マリユドゥのたき)は、沖縄県八重山郡竹富町の西表島に位置する、美しい滝です。西表島は、日本でも特に手付かずの自然が残る場所として知られており、マリユドゥの滝もその一環として、多くの観光客や自然愛好者に親しまれています。この滝は、日本の滝百選にも選ばれており、その美しい景観と神秘的な雰囲気で知られています。

地理と特徴

マリユドゥの滝は、西表島の内陸部を流れる浦内川の中流に位置しています。滝は高さ16メートル、幅20メートルの二段滝で、その水は澄んだ青色を呈し、周囲の緑と調和して美しい景観を作り出しています。滝壺は円形のプール状で、これが「マリユドゥ」の名の由来となっています。「マリユドゥ」は、八重山方言で「丸い淀み」という意味です。

アクセスと観光

マリユドゥの滝へは、まず西表島に渡る必要があります。石垣島から西表島まではフェリーで約40分、その後、浦内川の船着き場まで移動します。浦内川の遊覧船を利用して上流に向かい、さらに徒歩で約30分のトレッキングが必要です。トレッキングルートは比較的整備されていますが、自然の中を歩くため、適切な装備と準備が必要です。

自然環境と生態系

マリユドゥの滝周辺は、西表島の豊かな自然環境が広がっています。熱帯雨林に覆われたエリアで、多様な植物や動物が生息しています。特に、固有種や希少種が多く見られ、自然観察を楽しむことができます。滝周辺では、ヤエヤマヤシやシダ植物などが繁茂し、訪れる人々に原始的な森の雰囲気を感じさせます。

観光の魅力

マリユドゥの滝は、その美しい景観とともに、訪れる人々に多くのアクティビティを提供します。滝の周辺では、カヤックやカヌー、トレッキングなどのアクティビティが楽しめます。特に、浦内川を遡るカヤックツアーは人気が高く、美しい自然を間近に感じながら滝にたどり着くことができます。また、滝の近くには展望台があり、滝全体のパノラマビューを楽しむことができます。

保護と持続可能な観光

マリユドゥの滝を含む西表島の自然環境は、非常に貴重で保護が求められています。観光客は自然環境を尊重し、ゴミの持ち帰りや環境に配慮した行動を心がけることが重要です。地元のガイドツアーを利用することで、自然環境の保護と持続可能な観光を実現しながら、滝の魅力を存分に楽しむことができます。

訪問の際の注意点

マリユドゥの滝を訪れる際には、いくつかの注意点があります。まず、トレッキングルートは自然の中にあるため、滑りやすい場所や急な斜面があることに注意が必要です。適切な登山靴や装備を準備し、安全に配慮した行動を心がけましょう。また、夏季は気温が高く、湿度も高いため、十分な水分補給と適切な服装を心掛けることが大切です。

まとめ

マリユドゥの滝は、西表島の自然美を象徴する観光スポットで、その美しい景観と豊かな自然環境で訪れる人々を魅了します。アクセスは少し手間がかかりますが、その分、到着したときの感動はひとしおです。ぜひ一度、マリユドゥの滝を訪れて、その神秘的な美しさと自然の力を体感してみてください。

Information

名称
マリユドゥの滝
Mariyudu Waterfall
住所
沖縄県八重山郡竹富町西表島
電話番号
0980-82-5445
エリア
沖縄県の観光地 西表島・竹富島・小浜島の観光地
カテゴリ
滝・湖沼・池・ダム 動物生息地・植物群生地

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