やんばる(山原)と呼ばれるのは、沖縄本島北部に位置する地域です。やんばるの北の涯(はて)にあたり、沖縄本島最北端に「辺戸岬」があります。
この場所からは西に伊是名島と伊平屋島、北には鹿児島県の与論島や沖永良部島が望め、海面では東シナ海と太平洋の荒波が、鋭く尖った珊瑚岩に打ち寄せています。
アメリカ統治下では、ここから本土復帰を願う狼煙が上げられたほか、年に一度、与論島との間で本土との交流集会が行われていました。
現在は、「日本祖国復帰闘争碑」「与論島・国頭村友好記念碑」が建てられています。
また、岬へ至る南西側の絶壁「茅打バンタ」の北側には、世界的にも珍しい海底鍾乳洞「辺戸岬ドーム」があり、ダイビングスポットとしても知られています。
無料
【車・レンタカーで】
辺戸岬へは、沖縄自動車道の北の終点である許田ICを降りてから、国道58号線を北上し、約1時間30分。
途中、名護でバイパスの分岐があるが、そのまま進めばまた58号線に戻っていく。
【路線バスで】
辺戸岬まで高速または路線バスを使って行く場合は、最短でも半日がかりとなる。
・那覇バスターミナルから、名護西線(系統20,120番)、名護東選(系統77番)、または高速バス(系統111番)に乗り、「名護バスターミナル」へ
・名護バスターミナルより67番・辺土名線に乗り換えて「辺土名バスターミナル」へ
・辺土名の村営バス待合所より、国頭村営バス奥線に乗り換えて「辺戸岬」、
または「辺戸岬入り口」にて下車。辺戸岬バス停は、辺戸岬園地内にある。
辺戸岬入り口バス停は国道58号線沿いにあり、辺戸岬へは徒歩約10分かかる