大石林山は、沖縄本島北部のやんばる国立公園にある、鋭い岩山と亜熱帯林が広がるトレッキングスポットです。
この観光施設は、なんと東京ドーム11個分の広さを持ち、ドラマや映画、CMなどでもよく使われるロケ地としても有名です。
敷地内には沖縄石の文化博物館やレストラン、売店、パーラーもあります。
この山は、2億5千万年前に形成されたカルスト地形であり、先端が尖った奇岩が多く見られ、中国の石林を思わせる景観が広がっています。熱帯カルストとしては世界最北端の地とされています。
展望台からは、辺戸岬や好天時には与論島や沖永良部島など、奄美群島を眺めることができます。
また、近隣には、「辺戸岬」、「茅打バンタ」、「義本王の墓」、「辺戸蔡温松並木」、「ヤンバルクイナ展望台」などの観光スポットがあります。
安須杜(アシムイ)の山々は、古くから聖地として伝えられています。山の姿は辺戸岬から見ると険しく、不気味な感じがしますが、実際に散策コースを歩いてみると、そこは亜熱帯の自然に包まれた楽園となっています。
大石林山には、奇岩や巨石、亜熱帯の森、大パノラマなど、様々な表情を持つ4つの散策コースがあり、子供からご年配の方まで家族みんなが楽しめるようになっています。
やんばる地域には、とってもかわいらしい生き物たちがたくさん住んでいます。
たとえば、ヤンバルクイナやノグチゲラ、ケナガネズミ、オキナワトゲネズミ、オキナワイシカワガエル、そしてヤンバルテナガコガネなど、たくさんの固有種が生息しているんです。
この地域の一部の高い場所には、雲霧林がたくさん生えていて、シダ植物やラン科植物などが生えているんですよ。
そして、川の上流から中流にかけては、熱帯・亜熱帯に特徴的な植物がたくさん生えています。それに、やんばる地域には独自の両生類の産卵・生息環境もあるんですって!
森林には、スダジイやオキナワウラジロガシなどの広葉樹が生えています。これらの木は大きくなると、幹の中に空洞ができて、それがさらに年月をかけて樹洞になってしまいます。
そんな樹洞を利用して、ノグチゲラやケナガネズミ、ヤンバルテナガコガネなどのかわいい動物たちが生活しているんですよ。
大石林山(だいせきりんざん)は、沖縄県国頭村に位置する自然景観の美しい山で、石灰岩の奇岩やカルスト地形が特徴です。約2億年前の石灰岩が風化や浸食によって形作られた独特の地形は、まるで異世界のような光景を呈し、多くの観光客や自然愛好家に親しまれています。
大石林山は、標高231メートルの比較的低い山ですが、その地形は非常にユニークです。山全体が石灰岩で構成され、風雨によって形成された鋭い岩峰や洞窟、石柱が点在しています。これらの岩石は、沖縄特有の亜熱帯気候の影響を受けており、様々な植物が繁茂することで独自の生態系が形成されています。
大石林山は、古くから沖縄の人々にとって聖なる場所とされてきました。琉球王国時代には、神聖な儀式が行われる場所として崇められ、信仰の対象となっていました。現在でも、地元の人々はこの地を神聖視し、大切に守り続けています。山の中には祠や石碑があり、訪れる人々に歴史と文化の深さを感じさせます。
大石林山は、観光地としても非常に人気があります。山中には複数の散策コースが整備されており、初心者から上級者まで楽しむことができます。特に「大石林遊歩道」は、奇岩や石柱を間近で見ることができるため、多くの観光客に人気です。また、ガイドツアーも提供されており、専門ガイドによる解説を聞きながら自然や歴史を学ぶことができます。
大石林山の生態系は非常に豊かで、多種多様な動植物が生息しています。特に亜熱帯の植物や希少な動物が見られることから、自然保護の観点からも重要な地域とされています。環境保護活動が積極的に行われており、訪れる人々には自然を守るためのルールやマナーが呼びかけられています。
大石林山へのアクセスは、那覇市から車で約2時間程度です。現地には駐車場や休憩所が整備されており、快適に訪れることができます。また、施設内にはビジターセンターがあり、大石林山の自然や歴史についての展示が行われています。ここでは、お土産や軽食も購入できるため、観光客にとって便利な施設です。
大石林山は、その独特な地形と豊かな自然環境を維持しつつ、観光地としての魅力を高め続けています。環境保護と観光のバランスを保ちながら、未来に向けて多くの人々にその素晴らしさを伝えていくことでしょう。訪れる人々は、大石林山での体験を通じて自然の偉大さと美しさを感じ、沖縄の文化と歴史に触れることができるでしょう。
9:30〜16:30(17:30閉園)
年中無休
大人(15歳以上)1,200円
小人(4歳〜14歳)550円
シニア(65歳以上)900円
許田インターから車で70分