雲仙は、国立公園第1号の指定を受け、さまざまな自然に恵まれた国際観光地。
ゴルフ場、テニスコート、キャンプ場などが完備されているほか、付近には、キリシタン哀史で知られる雲仙地獄をはじめ、キャンプでにぎわう白雲の池などがあり、また原生沼は天然記念物指定を受けた高層湿原で、ミズゴケ、カキツバタなど珍しい植物が見られる。
温泉街の中心にある雲仙お山の情報館は「大山と温泉」をテーマに雲仙や島原半島の自然や歴史を知ることができる。
小地獄温泉は雲仙温泉の中心街から、やや南へ下った湯治場ムードの温泉。
すぐ裏にある地獄から湯を引く小地獄温泉館を中心に、小さな宿がかたまっている。
雲仙温泉(うんぜんおんせん)は、長崎県雲仙市に位置する歴史ある温泉地で、雲仙岳の美しい自然環境に囲まれています。温泉街は、豊富な湧水と硫黄の香りで特徴づけられ、多くの観光客や湯治客が訪れます。日本初の国立公園に指定された雲仙天草国立公園の一部でもあり、風光明媚な景色と温泉が楽しめます。
雲仙温泉の歴史は古く、奈良時代にまで遡ります。当時から湯治場として知られ、多くの人々が健康を求めて訪れました。江戸時代には、長崎で活躍したオランダ商館の関係者や中国の貿易商も訪れる国際的な温泉地として栄えました。明治時代には、外国人避暑地としても人気を博し、多くの外国人観光客が訪れました。
雲仙温泉は、硫黄泉を中心とした多種多様な泉質を持っています。特に硫黄の香りが強く、白濁した湯が特徴です。これらの温泉は、美肌効果やリラクゼーション効果が高く、健康増進に役立つとされています。温泉街には多数の旅館やホテルがあり、それぞれに特色のある温泉施設が揃っています。
雲仙温泉周辺には、自然や歴史を楽しめる観光スポットが数多くあります。特に有名なのが、地獄と呼ばれる噴気孔群です。これらの地獄からは常に蒸気が噴き出し、独特の景観を形成しています。その他、雲仙岳の登山やハイキングコース、雲仙天草国立公園の豊かな自然を満喫することができます。
雲仙温泉は、四季折々の美しい風景が楽しめる場所です。春には桜が咲き誇り、夏には新緑と涼風が心地よいです。秋には紅葉が見事で、冬には雪景色と温泉の湯気が幻想的な雰囲気を醸し出します。各季節ごとに異なる景色を楽しむことができるのも雲仙温泉の魅力の一つです。
雲仙温泉では、地元の食材を活かした美味しい料理も楽しめます。特に長崎和牛や新鮮な海の幸、地元産の野菜を使った料理が人気です。温泉街には、多くのレストランや食事処があり、郷土料理を堪能することができます。また、温泉卵や温泉まんじゅうなどの温泉名物もぜひ試してみてください。
雲仙温泉へのアクセスは、長崎市からバスで約1時間半、または諫早駅からバスで約1時間です。温泉街には、伝統的な旅館からモダンなホテルまで、さまざまな宿泊施設があります。多くの宿泊施設では、露天風呂や貸切風呂など、プライベートな時間を楽しむための設備が整っています。
雲仙温泉では、年間を通じて多くのイベントが開催されています。特に人気なのが、「雲仙灯りの花ぼうろ」です。冬の期間に行われるこのイベントでは、温泉街が美しいイルミネーションで彩られ、幻想的な夜を演出します。また、地元の祭りや文化イベントも多く、訪れる人々に楽しみを提供しています。
雲仙温泉は、その歴史と自然美、そして豊かな温泉資源で多くの人々を魅了しています。四季折々の風景を楽しみながら、温泉で心身ともにリフレッシュできる場所です。長崎を訪れる際には、ぜひ雲仙温泉に足を運んで、その魅力を堪能してください。
諌早駅からバスで80分