東京湾に面した約80ヘクタールの広大な公園「葛西臨海公園」内にある水族館。
年間入場者数が水族館の日本一の記録を持ち、東日本で最も入場者が多い。
建物は池の中心にある地上30メートルほどの高さのガラスドーム。
ドームの真下にエントランスがあり、地下に展示空間が広がっている。
設計はGINZA SIXなどを設計している谷口吉生。
館内はドーナツ型の大型水槽を回遊するマグロ類をはじめ、47の水槽に約650種の生物が飼育されている。
極地の水槽などで現地採集された珍しい生物が見られ、世界で初めてナーサリーフィッシュの展示に成功した。
大洋の航海者
アカシュモクザメやツマグロなどのサメ類やエイ類、マイワシの群を展示している。
大洋の航海者(ドーナツ型2,200 t水槽)
クロマグロ、スマ、ハガツオ、オキザヨリ、シノノメサカタザメ、アカシュモクザメを展示。
座席が設置してあるアクアシアターにて落ち着いて鑑賞することができる。
世界の海
太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海、深海、北極海・南極海に分けて展示。
渚の生物
ボラ、マダイ、マダコ、アメフラシなど。タッチングプールではヒトデ、ウニなどの他、各種条件を満たせばネコザメなどのサメにも触れる。
ペンギンの生態
ペンギンの生息環境に近い岩場を再現した、世界最大級のペンギン展示場。フンボルトペンギン、オウサマペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギンの4種を屋外で飼育している。
オウサマペンギンとイワトビペンギンは日本の夏の暑さには弱いため、夏季は見られない。
海藻の林
ジャイアントケルプを中心とした展示。
東京の海
小笠原諸島、伊豆七島、東京湾に分けて展示。タマカエルウオ、ホウボウなど
海鳥の生態
ウミガラス、エトピリカなど
淡水生物館
オイカワ、イワナ、ヤマメ、メダカなど日本の淡水に生息する生物を展示
概要
葛西臨海水族園は、東京都江戸川区にある都立の水族館です。1989年に開園し、東京湾に面した葛西臨海公園内に位置しています。円形のガラスドームが特徴的な建物で、訪れる人々に親しまれています。
展示内容
館内は複数の展示ゾーンに分かれており、世界の海や川の生物をテーマにした様々な展示が行われています。特に目玉となっているのは、大型の水槽で飼育されているマグロやペンギンの展示です。
マグロの展示
葛西臨海水族園のシンボルともいえるのが、マグロの展示です。直径30メートルを超える巨大な水槽には、クロマグロやキハダマグロなどが泳ぎ回り、その迫力ある姿を間近で観察することができます。
ペンギンの展示
ペンギン展示エリアでは、フンボルトペンギンやジェンツーペンギン、キングペンギンなど、さまざまな種類のペンギンが飼育されています。自然に近い環境で飼育されており、ペンギンたちの生き生きとした姿を見ることができます。
その他の展示
その他にも、サンゴ礁や熱帯の海を再現した展示、水中トンネルを通じて魚たちを観察できる展示など、多彩な内容が用意されています。また、触れることのできる展示や、実際に餌やりを体験できるプログラムも人気です。
教育活動と研究
葛西臨海水族園では、教育活動や研究も積極的に行われています。子供向けのワークショップや講演会、ガイドツアーなどを通じて、海洋生物や環境保護について学ぶ機会を提供しています。また、館内で行われている研究成果を発表する場も設けられており、一般の人々にも広く知識を共有しています。
アクセス
葛西臨海水族園は、東京メトロ東西線の葛西駅からバスでアクセスできるほか、JR京葉線の葛西臨海公園駅からも徒歩圏内です。周辺には広大な公園や観覧車などの観光スポットもあり、一日中楽しむことができるエリアとなっています。
まとめ
葛西臨海水族園は、その充実した展示内容と教育活動で、多くの人々に愛されています。特にマグロやペンギンの展示は見応えがあり、家族連れや観光客にとっても人気のスポットです。ぜひ訪れて、その魅力を実際に体験してみてください。
9:30~17:00
毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
一般:700円
中学生:250円
65歳以上:350円
小学生以下無料
2700台(葛西臨海公園駐車場)有料
葛西臨海公園駅から徒歩で5分