横浜赤レンガ倉庫は、神奈川県横浜市中区新港一丁目に位置する、歴史的な建造物です。明治政府により、横浜税関新港埠頭(保税)倉庫として建設され、1911年に2号館、1913年に1号館が竣工しました。
現在、横浜赤レンガ倉庫は、1号館が展示スペースやホールを備えた文化施設、2号館が約40店のショップやレストランを含む商業施設となっています。赤レンガ倉庫一帯は「赤レンガパーク」として整備され、広場や公園があり、夜にはライトアップも実施されます。
1859年に開港した横浜港は、近代的な港湾への整備が急務となり、明治政府により新港埠頭が建設されました。赤レンガ倉庫は、その一環として建設され、当時の最先端技術を駆使して鉄と煉瓦が組み合わされた構造で、歴史的価値の高い建造物となっています。
1号館は関東大震災で損壊し、現在の形となりました。しかし、2号館はレンガと鉄の補強が施されていたため、被害を最小限に抑えることができました。その後、赤レンガ倉庫はテレビドラマや映画のロケ地としても頻繁に利用されるようになりました。
2004年には第45回BCS賞を受賞し、2007年には経済産業省により近代化産業遺産に認定されました。さらに、2010年には「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」優秀賞も受賞しています。
1989年に保税倉庫としての役割を終えた後、赤レンガ倉庫とその周辺は、横浜市によって観光資源として整備されました。2002年4月12日、展示スペースやホール、広場、店舗などを備えた「横浜赤レンガパーク」としてオープンしました。1号館は文化施設として、2号館は商業施設として運営されています。
1号館は文化施設として開館し、1階には瓦などが展示されています。2階には展示スペースが3室あり、3階には約400席のホールがあります。
2号館は商業施設として開館し、40店以上のショップやレストランが入っています。多くの店舗で横浜赤レンガ倉庫ならではの商品が販売されています。
1号館と2号館の間には広場があり、「横浜オクトーバーフェスト」や「アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫」など、季節ごとに様々なイベントが開催されます。
横浜高速鉄道みなとみらい線の馬車道駅と日本大通り駅から徒歩約6分、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーラインの桜木町駅と関内駅から徒歩約15分の距離にあります。
横浜市営バスや京浜急行バスが運行しており、羽田空港からのリムジンバスも利用可能です。
シーバスのハンマーヘッド新港ふ頭桟橋や山下公園へのアクセスも可能です。
横浜赤レンガ倉庫の周辺には、横浜みなとみらい21、象の鼻パーク、MARINE & WALK YOKOHAMA、横浜ハンマーヘッド、横浜ランドマークタワー、山下公園、横浜マリンタワー、横浜中華街など、多くの観光施設があります。
横浜赤レンガ倉庫では、年間を通じて多くのイベントが開催されています。特に、横浜オクトーバーフェストやアートリンク in 横浜赤レンガ倉庫などが有名です。また、数々のテレビドラマや映画のロケ地としても利用されています。
桜木町駅から徒歩で15分 *汽車道経由
関内駅から徒歩で15分
馬車道駅から徒歩で6分
日本大通り駅から徒歩で6分
みなとみらい駅から徒歩で12分