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日本寺

(にほんじ)

自然と一体化する非日常を体験、1300年の歴史を誇る古刹

725年に僧の行基が開創と伝わる古刹。
境内洞窟の五百羅漢像(千五百羅漢)は、江戸時代後期にこの寺を復興した高雅愚伝(当寺第九世)が発願したもので、上総国望陀郡桜井村の石工・大野甚五郎英令が門弟27人と共に安永8年(1779年)より寛政10年(1798年)までの前後約21年の歳月をかけて彫ったものであり、約1,553体の石仏がある。

火災などにより、現在残る堂宇は仮本堂をはじめごくわずかとなっている。

日本寺の概要

日本寺(にほんじ)は、千葉県安房郡鋸南町の鋸山に位置する、歴史と自然が調和する仏教寺院です。創建は奈良時代に遡り、関東地方有数の名刹として知られています。日本寺は、広大な敷地と美しい景観を持ち、多くの参拝者や観光客が訪れる人気のスポットです。

歴史と背景

日本寺は、725年(神亀2年)に聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開山したと伝えられています。平安時代には天台宗の名刹として栄え、多くの僧侶が修行に励みました。戦国時代には兵火により一度は荒廃しましたが、江戸時代に徳川家康の命によって再建され、現在の形に整えられました。

大仏と石仏群

日本寺の象徴ともいえるのが「鋸山大仏」です。高さ31.05メートルの巨大な石仏で、1966年に完成しました。この大仏は、東日本最大級の石仏として知られ、その圧倒的な存在感が訪れる人々を魅了します。また、日本寺には数多くの石仏群が点在しており、これらの仏像は参拝者に深い信仰心を与えます。

特に「百尺観音」は高さ30メートルに及ぶ観音像で、鋸山の断崖に彫られています。この観音像は、戦没者の慰霊と世界平和を祈念して造られ、その壮大な姿が印象的です。

境内の名所

日本寺の境内には、他にも多くの見どころがあります。境内を散策すると、美しい庭園や歴史的な建造物が点在しており、訪れる人々に安らぎを与えます。特に、四季折々の風景が楽しめる庭園は、春の桜や秋の紅葉が見事で、写真愛好家にも人気のスポットです。

また、「地獄のぞき」と呼ばれる展望台からは、鋸山の断崖絶壁を一望でき、そのスリル満点の景観は訪れる人々に感動を与えます。晴れた日には、東京湾や房総半島の美しい風景が広がります。

アクセスと利用情報

日本寺へのアクセスは、公共交通機関と車の両方が便利です。JR内房線の「浜金谷駅」から鋸山ロープウェーを利用すると、山頂まで簡単にアクセスできます。また、車を利用する場合は、館山自動車道の「鋸南保田IC」から約15分の距離にあります。駐車場も整備されており、観光シーズンでも利用しやすい環境が整っています。

入場料は、大人600円、子供400円で、ロープウェーの利用料金は別途かかります。参拝時間は季節によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。

訪問の際の注意点

日本寺を訪れる際には、自然環境と歴史的建造物を尊重し、マナーを守ることが重要です。特に、石仏や建物には触れないようにし、静かに参拝することを心掛けましょう。また、境内は広く、階段や坂道も多いため、歩きやすい靴を履いて訪れることをおすすめします。夏場は熱中症対策として、水分補給と帽子の着用も忘れずに行いましょう。

まとめ

日本寺は、その歴史的背景と自然美が調和する素晴らしい仏教寺院です。巨大な鋸山大仏や百尺観音をはじめとする多くの石仏群、美しい庭園や展望台など、見どころが豊富で訪れる人々を魅了します。歴史と自然を感じながら、心静かに参拝し、リフレッシュするひとときを過ごすことができるでしょう。ぜひ一度、日本寺を訪れて、その魅力を体感してみてください。

Information

名称
日本寺
(にほんじ)
Nihonji Temple
リンク
公式サイト
住所
千葉県安房郡鋸南町元名千葉県/木更津・君津
電話番号
0470-55-1103
営業時間

8:00~17:00

料金

大人 700円
小人 400円(4~12歳)

アクセス

東日本旅客鉄道内房線 保田駅から徒歩45分

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