西国三十三ヶ所札所めぐりの第20番札所。樹齢600年以上の五葉松で全長38メートルに及ぶ天然記念物の遊龍松がある。【創建年代】11世紀
善峯寺(よしみねでら)は、京都府京都市西京区に位置する天台宗の寺院で、西山善峯寺とも呼ばれます。11世紀に建立されたこの寺院は、美しい庭園と豊かな歴史で知られ、多くの参拝者や観光客に愛されています。
善峯寺は、1029年に源算上人によって創建されました。彼はこの地で修行を積み、多くの人々に仏教を広めました。その後、幾度かの火災や戦乱による被害を受けましたが、そのたびに再建され、現在の姿に至ります。江戸時代には徳川家康の庇護を受け、大いに繁栄しました。
善峯寺の境内には、歴史的な建築物と美しい庭園が広がっています。特に本堂や多宝塔、鐘楼などは見ごたえがあります。また、善峯寺の庭園は四季折々の花々が咲き乱れ、特に春の桜や秋の紅葉は見事です。庭園内には遊歩道が整備されており、訪れる人々がゆったりと散策を楽しむことができます。
善峯寺で特に有名なのは、本堂に安置されている十一面観音像です。この観音像は高さ約4メートルの大きさで、慈悲深い表情が特徴です。多くの参拝者がこの観音像に手を合わせ、祈りを捧げています。
善峯寺には、多くの重要文化財が所蔵されています。その中には、平安時代から江戸時代にかけての仏像や絵画、書物などが含まれています。これらの文化財は、寺院の歴史と共に、訪れる人々に日本の宗教文化の深さを伝えています。
善峯寺は、年間を通じて訪問が可能です。開門時間は午前9時から午後5時までで、入山料は大人500円です。季節ごとの特別行事や拝観時間の変更があるため、訪れる前に公式ウェブサイトで最新の情報を確認することをお勧めします。
善峯寺へは、京都市内からバスやタクシーでアクセスできます。特に観光シーズンには、混雑を避けるために早めの訪問が推奨されます。周辺には他の名所も多く、善峯寺を訪れた際には周辺の観光も合わせて楽しむことができます。
善峯寺は、その美しい庭園と歴史的な建築、そして多くの重要文化財で知られる寺院です。訪れる人々に静かな時間と深い感動を提供します。京都を訪れる際には、ぜひ立ち寄り、その魅力を堪能してみてください。
8:00~17:00
【大人】500円
【高校生】300円
【中学生】200円
【小学生】200円
阪急京都線東向日駅から阪急バスで30分 →
阪急京都線東向日駅から徒歩で150分