縁切りや良縁結びのご利益で知られ、「縁切り神社」や「安井の金比羅さん」の名で親しまれる神社。
境内にある「縁切り縁結び碑」は、高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石。
悪縁を断ち切り、良縁と結ばれようとする人によって、巨石の表面が見えないほどお札が貼られている。
巨石には円形の穴があり、切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書いた身代わりのお札である「形代(かたしろ)」を持って穴をくぐると願いが叶うと言われる。
安井金比羅宮は、京都府京都市東山区に位置する神社で、金比羅大神を祀る神社です。金比羅大神は、主に航海安全や商売繁盛を司る神として広く信仰されています。安井金比羅宮は、その歴史と伝統により、多くの参拝者に親しまれている場所です。
安井金比羅宮の創建は、平安時代の初期に遡るとされており、古くから信仰の対象として存在していました。創建の具体的な時期や背景については諸説ありますが、当初は京都市内の他の神社と共に、地域の守護神として崇敬されていました。
特に江戸時代には、商業の発展と共に金比羅大神の信仰が深まり、商売繁盛や商業の神としての位置づけが強化されました。安井金比羅宮もその流れの中で、多くの商人や商業関係者に支えられ、発展してきました。
安井金比羅宮の境内は広く、訪れる人々にとって清々しい場所です。境内には、本殿や拝殿があり、それぞれが歴史的な価値を持っています。
本殿は、金比羅大神を祀る中心的な建物です。美しい装飾とともに、神聖な雰囲気が漂い、多くの参拝者がここで祈願を行います。
拝殿は、参拝者が神様に祈りを捧げる場所であり、日常的に多くの参拝者が訪れます。拝殿は、神社の境内で最も賑やかな場所であり、特にお正月やお祭りの時期には、多くの人で賑わいます。
境内には、絵馬やお守りの授与所もあり、参拝者はここで自分の願い事を絵馬に書いて奉納することができます。また、お守りやお札も多く取り揃えられており、訪れた人々にさまざまなご利益を提供しています。
安井金比羅宮では、年間を通じて様々な行事や祭りが行われています。特に重要な行事には、以下のようなものがあります。
新年の初詣には、多くの人々が訪れ、神社の境内は賑やかな雰囲気に包まれます。初詣では、新年の無事と健康を祈願するために、多くの参拝者が神社を訪れます。
毎年、金比羅祭が行われ、神社の境内で様々な祭りやイベントが開催されます。祭りでは、神輿の巡行や伝統的な舞踊が行われ、地域の人々や観光客に楽しんでもらえます。
安井金比羅宮へのアクセスは非常に便利で、京都市内からの公共交通機関を利用することができます。最寄りの駅からは徒歩でのアクセスも良好です。
神社周辺には、京都市内の観光名所が多数あります。例えば、清水寺や祇園などの観光スポットが近くにあり、安井金比羅宮を訪れた後に周辺の観光を楽しむことができます。
安井金比羅宮は、京都市東山区に位置する歴史ある神社で、金比羅大神を祀っています。商売繁盛や航海安全を祈願するために多くの人々が訪れる場所であり、年間を通じてさまざまな行事や祭りが行われています。歴史的な価値と信仰の深さを持つこの神社は、訪れる人々にとって貴重な体験を提供しています。
本殿に参拝して、「形代」に願い事を書く。
形代を持って、願い事を念じながら「縁切り縁結び碑」の穴を表から裏へくぐる。
同じように次は「縁切り縁結び碑」の裏から表へくぐる。
形代を「縁切り縁結び碑」に貼る。
第38代、天智天皇の時代(670年頃)に藤原鎌足(飛鳥時代の貴族・政治家で大化の改新の中心人物)が仏堂を建立。
紫色の藤を植え藤寺と号して、家門の繁栄を祈願したことに始まったとされる。
江戸時代中期から大正時代に奉納された大絵馬約50点と現代芸術家、漫画家、タレントの絵馬約500点を展示している。
エミール・ガレやルネ・ラリック等の19世紀アール・ヌーボのガラス工芸作品を展示。
現代アメリカの工芸作家デイル・チフーリが制作した、ガラスの床下に展示された3メートル×4メートルの巨大なガラス作品は幻想的。
参拝自由
境内無料
JR京都駅から市バスで15分 →
「東山安井」バス停から徒歩で1分