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妙心寺

(みょうしんじ)

臨済宗妙心寺派大本山。花園上皇の離宮萩原殿を寺にしたもの。七堂伽藍がたち並び46の塔頭寺院が点在し、多くの重要文化財や史跡・名勝指定の庭園・寺宝が保存されている。【創建年代】1337年

概要

妙心寺は、京都市右京区に位置する臨済宗妙心寺派の大本山です。1337年に花園天皇の離宮を禅寺に改めたことに始まり、日本の禅宗の中でも重要な地位を占めています。広大な敷地内には、多くの塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小寺院が点在しており、歴史と文化が感じられる場所です。

歴史

妙心寺の歴史は、1337年に花園天皇が自身の離宮を改めて妙心寺としたことに始まります。初代住持は、関山慧玄(かんざん えげん)禅師であり、彼の教えは妙心寺の基礎となりました。室町時代には、足利尊氏からも庇護を受け、隆盛を誇りました。戦国時代には、織田信長や豊臣秀吉からも保護を受け、ますます発展しました。

建築と庭園

妙心寺には、多くの重要文化財や国宝が点在しています。特に有名なのが、法堂(はっとう)や方丈(ほうじょう)です。法堂は、日本最古の禅宗様式の建築であり、内部には狩野探幽による「雲龍図」が描かれています。また、方丈庭園は枯山水の名庭として知られ、その静かな美しさは訪れる人々を魅了します。

塔頭

妙心寺の敷地内には46の塔頭があり、それぞれが独自の歴史と文化を持っています。代表的な塔頭には、退蔵院、大心院、東海庵などがあり、それぞれに美しい庭園や歴史的な建物があります。これらの塔頭は、妙心寺全体の魅力を一層深めています。

禅の修行

妙心寺は、現在も禅の修行道場として機能しています。僧侶だけでなく、一般の人々も参加できる坐禅会や修行体験が行われており、日常生活の中で禅の教えを実践する機会を提供しています。これにより、妙心寺は現代社会においても重要な役割を果たしています。

文化財と所蔵品

妙心寺には、多くの文化財や貴重な所蔵品があります。これには、重要文化財に指定されている絵画、彫刻、書跡などが含まれます。特に、狩野探幽の作品や、歴代住持の書跡は注目に値します。これらの文化財は、妙心寺の歴史と禅の教えを伝える貴重な資料です。

アクセス

妙心寺へのアクセスは、京都市内からも便利です。JR山陰本線の花園駅から徒歩数分で到着できるほか、市バスも利用可能です。観光シーズンには、多くの観光客が訪れるため、事前に交通手段を確認しておくと良いでしょう。

まとめ

妙心寺は、その豊かな歴史と文化、美しい建築や庭園、そして禅の教えを通じて、多くの人々に感動と学びを提供しています。京都を訪れる際には、ぜひ一度足を運んで、その魅力を体感してみてください。

Information

名称
妙心寺
(みょうしんじ)
Myoshinji Temple
リンク
公式サイト
住所
京都府京都市右京区花園妙心寺町1
電話番号
075-461-5226
営業時間

拝観(20分間隔で拝観案内 12時~13時は12時30分のみ)
3月~10月9:10~16:40
11月~2月9:10~15:40

料金

【大人】500円

アクセス

JR京都駅から市(バスで40分
JR嵯峨野線花園駅から徒歩で10分

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