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武家屋敷跡 野村家

(ぶけやしきあと のむらけ)

世界が認めた日本庭園と建築美

加賀百万石の城下町だった金沢の長町は加賀藩時代、武士たち住んでいたエリアで、武家屋敷が軒を連ねています。石畳や土塀など、昔の面影が今も色濃く残っており、その中でも一般公開されているのが野村家の武家屋敷跡です。

野村家の屋敷では格式のある建物と風情ある庭園が見事に調和しています。特に「上段の間」に描かれた襖絵や野村家に伝わる刀剣や甲冑などは必見です。

この武家屋敷跡は、2009年に発行された外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星として紹介され、また2003年の米国庭園専門誌の日本庭園ランキングでも3位に選ばれ、海外からの観光客も多く訪れます。

豪華な屋敷と美しい庭園

長町武家屋敷跡は、土塀や小路など風情漂う雰囲気が漂っています。この中で一般公開されている唯一の屋敷が野村家です。

この屋敷は豪華な建物と情緒あふれる庭園で、世界的にも高い評価を受けています。

野村家は加賀藩の藩祖・前田利家に仕えた野村伝兵衛信貞の屋敷跡です。

野村家は代々奉行職を歴任してきましたが、武家制度の解体とともに屋敷の住人は変わり、現在の建物は加賀藩の豪商、久保彦兵衛の屋敷を一部移築したものです。

この屋敷の見どころは、「上段の間」や総ヒノキ造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸、加賀藩のお抱え絵師による襖絵などです。

庭園には樹齢400年以上の山桃やシイの古木が残り、曲水や落水、大雪見灯篭、桜御影石の大架け橋などが美しく立体的に配置されており、その美しさは必見です。

茶室でのくつろぎ

2階には抹茶を楽しめる茶室があり、気軽に茶道の体験ができます。

樹齢1000年の木材で造られた木の香りの茶室で、水の音に耳を澄まし、窓から美しい庭園を眺めながら、ゆったりとお抹茶とお干菓子をいただけば、特別な時間を感じられることでしょう。

歴史の痕跡

屋敷内には野村家の刀剣や前田家、明智光秀からの書状、絵、蒔絵が施された硯箱などが展示された展示資料館「鬼川文庫」があり、武家屋敷の風情を感じながら歴史を知ることができます。

この武家屋敷では内部を直接見ることができ、豪華な上段の間や山水のふすま絵、お茶室、樹齢400年以上の山桃の大木など、古き良き時代を思い起こすことができます。人気スポットのため、ゆっくりと鑑賞したい方には朝がおすすめです。

Information

名称
武家屋敷跡 野村家
(ぶけやしきあと のむらけ)
Ruins of Samurai Residence Nomura Family
リンク
公式サイト
住所
石川県金沢市長町1-3-32
電話番号
076-221-3553
営業時間

4~9月 8:30~17:30
10~3月 8:30~16:30

定休日

1月1日、2日、12月26日、27日

料金

大人 550円
高校生 400円
小中生 250円

駐車場
6台
アクセス

JR金沢駅から城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバスで「香林坊」下車、徒歩5分

まちバス「香林坊大和・アトリオ」「香林坊東急スクエア・日銀前」バス停から徒歩約5分

JR金沢駅から金沢ふらっとバス長町ルート「長町武家屋敷跡」バス停から徒歩約1分

エリア
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史跡・文化財・建造物・世界遺産 庭園・フラワーガーデン

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