千里浜なぎさドライブウェイ

(ちりはま)

日本で唯一!砂浜を爽快ドライブ

千里浜なぎさドライブウェイは、世界でも数少ない砂浜を車で走ることができる天然のドライブウェイの一つです。このドライブウェイは、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る約8キロメートルの砂浜で、バスやバイク、自転車でも走行可能です。

砂の秘密

千里浜なぎさドライブウェイが車で走行可能な理由は、砂の粒の大きさにあります。砂粒一粒が約0.2ミリメートルと非常にきめ細かく、この細かい砂が海水を含むことで固く締まり、車が沈むことなく走行できるのです。

魅力的な体験

青空の下、映画のワンシーンのような光景が広がり、波打ち際をドライブする爽快感を味わうことができます。日本で唯一、一般の自動車やバスでも砂浜を走行できるこの道路は、観光名所として人気を集めています。

歴史と背景

千里浜なぎさドライブウェイは1955年頃に観光バスの運転手によって初めて走行され、その後その快適さが人気となり、観光名所として発展しました。砂浜が走行可能なのは、砂粒が一般的な砂の半分程度と非常に細かいためで、海水を吸収して固くなることによります。

浸食と保全活動

現在、浸食が進行し通行できる区間が限られています。特に、風や波による侵食が深刻で、2020年以降、悪天候や強風時には閉鎖されることが増えています。

土砂供給の減少

手取川ダムの建設などにより土砂供給が減少し、砂浜の浸食が進行しています。これに対し、2012年から2019年にかけて金沢港付近の砂を沖合に投入する対策が行われ、一時は回復の兆しが見られましたが、2019年に金沢港の砂が枯渇していることが判明し、現在は別の場所から砂を供給するための調査が進められています。

アクセス方法

千里浜なぎさドライブウェイへは、のと里山海道の千里浜ICや今浜ICからアクセス可能です。金沢市内からは約40分の距離に位置しています。

千里浜なぎさドライブウェイを走行する北鉄金沢バスの観光バスや、夏季には入口に設置される道路交通法適用の警告看板、速度規制標識などが見られます。

千里浜海岸

千里浜海岸は、能登半島国定公園に属し、石川県羽咋市南部から宝達志水町今浜にかけての約8キロメートルの砂浜海岸です。一般的な砂浜と比べて砂粒が非常に細かく、一粒が約0.25ミリメートルほどしかありません。春から秋にかけては茶店が並び、夏にはマリンスポーツや海水浴客でにぎわいます。

自然の美しさ

渚から日本海に沈む夕日は絶景ポイントとして知られており、砂浜にはハマナスやハマヒルガオなどの海浜植物が見られます。また、砂丘のクロマツ林は江戸時代に飛砂防止のために植林されたものです。

浸食問題と対策

千里浜海岸は、河川のダム建設や護岸工事により砂浜の浸食が進行しています。1986年から2009年にかけて、年間平均1メートルの海岸線が減少しており、特定の地点ではさらに深刻な浸食が見られます。対策として人工リーフの設置や土砂の投下が行われましたが、さらなる対策が必要とされています。

評価とメディア出演

2016年にトリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」では、日本国内で1位にランクインしました。また、さまざまな映像作品や文学作品にも登場し、多くの人々に親しまれています。

Information

名称
千里浜なぎさドライブウェイ
(ちりはま)
Chirihama Nagisa Driveway
リンク
公式サイト
住所
石川県羽咋市千里浜町〜宝達志水町今浜
アクセス

宝達駅から車で5分
能登有料道路今浜ICすぐ

エリア
石川県 和倉温泉・七尾(能登半島) 北陸 能登半島
カテゴリ
道・ドライブコース 海・海岸・岬・半島・島 その他体験 自然景観・絶景 体験・見学

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