国立公園の景勝地である日御碕の突端、島根半島の最西端の断崖に立つ灯台。
世界灯台100選、日本の灯台50選に選ばれた日本を代表する灯台で、1903年に初点灯。
石造灯台としては日本一の灯塔の高さで、海面から灯塔の灯火までは63.30メートル、地面から塔頂までが43.65メートル。
日本人の設計・施工によるもので、島根産の凝灰質砂岩を用い、柱状節理石英角斑岩の基盤の上に建ち、100余年の風雪に耐えてきた。
歴史的文化財的価値が高いため、Aランクの保存灯台となっていて、国の重要文化財、国の登録有形文化財に指定されている。
全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台でもある。
全国に16基しかない上れる灯台で、内部には163段のらせん階段があり、灯台上部の展望台へ上がることができる。
展望台からの眺めはまさに絶景で、眼下に日本海に島根半島の全景が一望でき、晴れた日には南方に中国山地の連なりや、はるか北方には隠岐諸島を望むパノラマが広がる。
灯台下の海側には望遠鏡が設置され、沖合を運航する大型船や、季節によってはウミネコの群れなどが観られる。
併設する灯台資料展示室では、歴史や構造など灯台に関してパネル、映像により紹介。日御碕灯台うんちく大図鑑、灯台カット模型、日御碕航空写真、日御碕パノラマギャラリー、日御碕物語などパノラマ式で日御碕灯台を体感できる。
3月~9月
土日祝 9:00~17:00
平日 9:00~16:30
10月~2月
9:00~16:30
参観寄付金
大人(中学生以上)300円
小学生以下 無料
灯台資料展示室
無料
第一駐車場65台、第二駐車場175台(バス6台)
【車】
山陰道 出雲ICより約27分
出雲大社から約16分
【バス】
「JR出雲市駅」から約60分
「出雲大社連絡所」から約20分
→共に「日御碕灯台」バス停下車、徒歩約5分